9/25、第1回、東京臨海広域防災公園くんくんドッグフェスタにて北欧流ノーズワークイベントが開催されました。
こちらの防災公園、実は10年ほど前から災害救助犬イベントでセレネとイリスが毎年参加させて頂いておりました。
コロナ禍もあり、数年ぶりに伺いましたが、この公園に来ると2017年に17歳半で天使になったラブラドールのセレネ師匠を思い出して懐かしくなります。まだここにいるような気がして、でも会えないとわかっているから悲しくもなりました。
そんな思い出がいっぱいの防災公園で今度は北欧流ノーズワークイベントで参加出来た事に感謝です。
公園の専用駐車場がないせいか、毎年それ程多くの人出ではありません。でも災害救助犬のイベントの際も子供達が沢山参加してくれて盛り上がっていたし、なんと今回も大盛況で1日3回のノーズワーク体験会も大行列でお断りしなければならなくなるほどでした。参加出来なかったお客様にはスタッフ一同、大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ところで、私が所属している北欧流ノーズワーク、JNWSCノーズワークスポーツクラブですが、本当につい最近メンバーに入れて頂いたばかりです。
そもそも、2016年に16歳だったセレネ師匠と2歳だったイリスを連れてアメリカで学ばれた先生に教わっていたのですが、空箱とオヤツが入った箱を10箱くらいをあちこちに置いて探すという方法で、セレネが箱に顔を突っ込めばどこかに必ずオヤツがあると学習し、一晩中、部屋のゴミ箱やら隙間やらに顔を突っ込みながら徘徊。翌朝立ち上がれなくなった事で危険と判断して断念しました。
イリスは食べ物にあまり関心がなくて何だかつまらなそうだったし、ついでにリタイアしました。
そんな訳で私の中ではノーズワークってどうなの?あの方法だとふたりとも1ミリも前進する気がしない、と思ってしまいました。
なのに何故またノーズワークなのか?
イリスは災害救助犬でエアセントが得意なのですが、時々あいまいな場所で吠えて告知するのが気になってました。
どうやったらピンポイントで告知してくれるか、色々と試したかったのです。ダメ元で北欧流ノーズワークの体験レッスンを受けてみました。
そこで判明したのですが、北欧流ノーズワークはオヤツを探す方法ではなかったのです。
勿論、オヤツを探す方法の方が向いている犬も沢山いると思います。でもうちは明らかに向いてなかった。
JNWSC北欧流ノーズワークは藤田りか子さんがアドバイザーです。日本と全く違う所は、メンバー全員、一人一人の意見を大切にしてくれる所です。日本では理事長だの会長だの役員だのが、メンバーに相談もなく数人で物事を決めてしまう事が多いですよね。
いつまでも役員が変わらなかったり。
つまり独裁です。民主的なやり方ではありません。
JNWSCでは独裁にならないように会員による投票でメンバーが決定し、代表は必ず2年で交代。肩書きに関係なく皆平等。一人一人の意見を尊重するというやり方だそうです。そこが1番安心しました。日本もこれからそうあるべきだと思います。
連絡網もしっかりしていて、メンバーからの情報が常に流れて来ます。何かを決める際には必ず賛否を問われ意見を述べる事が出来ます。
一般の方でもどなたでも参加出来る座談会もクラブハウスで定期的に行っていて、直接皆さんとお話が出来ます。まさに一人一人の皆んなが作り上げていく協会だと思います。
1番左手がイリス(多分2015年)
左から2番目の赤いラブがセレネ
(多分2012年頃?)
車に貼り付けてある芳香蒸留水を探すイリス